「杜の都DX大作戦2021」に行ってきました。
東北では、まだまだ導入事例が少ない「Ai・IoT」の技術やサービスが多く紹介されていて、少しずつ身近になっていくかなという印象でした。その中でご紹介したいのが、
飲食店向けBI「EBILAB (エビラボ)」です。
BI(ビジネスインテリジェンス)は、企業内のあらゆるデータを可視化して、経営上の意思決定に役立てるITツールです。
なかでも「EBILAB (エビラボ)」は、飲食店に特化した店舗経営BI。
店の外や中に設置されたカメラ、各テーブル席に取り付けられたセンサー等から滞在時間や導線を記録したり、
POSレジ、天気、休日などのデータから、来店人数や需要・売上を予測する事で、人員や仕入、販促企画などをコントロールでき、人の記憶や勘に頼らない効率の良い経営が可能になります。
機能自体がとても素晴らしいツールですが、私がお伝えたいのは、
1912年創業の老舗食堂が開発したという事。
5代目店主の小田島春樹氏が、「お店をよくしたい」「アクションしたい」「そのために効率よく経営したい」という純粋な思いでシステム開発を進めたそうですが、
代々蓄積され、固執した考えを持った先人のやり方を変えるのは並大抵の事ではなかったと思います。
それでも変革する必要があったのは、
変化する経営環境に対応していかなければ
「生き残れない」という危機感を感じたから。
減少していく人口、値上がりする原材料、人手不足、破壊的イノベーターの台頭。
固執した考えを払拭し、俯瞰して物事を捉え、データから得た事実をもとにアクションを起こし、柔軟に対応して競争優位性を築くという、DXの本質を学ぶ事ができました。
経営者自身が変革の必要性を認識し、新しいテクノロジーに興味を持って行動しなければ、
経営者が気づかないうちに、企業は取り残されるでしょう。
ちなみに「EBILAB (エビラボ)」はこちらです。
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