プロダクトローンチとは、
見込客を集めてリスト化し、少しずつ情報を提供する事で興味関心を高めた後に、
商品やサービスを提供するマーケティング手法です。
情報提供については、ステップメールやLINEステップ配信が利用されますが、
TwitterやInstagram・Facebook・YoutubeなどのSNSは見込客を集めるのに最適です。
つまり、
- SNSによる集客
- ステップメールやLINEによる価値教育
- 商品やサービスの提供
これら一連の流れを
”自動化”するのが、プロダクトローンチの主なやり方となります。
今回は、SNSを起点に見込客を集め、自動で販売するための具体的なやり方について解説致します。
プロダクトローンチを構築する順番
冒頭で解説した通り、プロダクトローンチによって収益化する順番は、
- SNSによる集客
- ステップメールやLINEによる価値教育
- 商品やサービスの提供
です。
しかし、3番目の「商品やサービス」がなければ、始められません。
また、ステップメールやLINEステップ配信による情報提供を行う仕組みがなければ、
どんなに優れた商品やサービスがあっても、プロダクトローンチは完成しません。
つまり、プロダクトローンチを構築する順番としては、
- 商品やサービスを作る
- ステップ配信のシナリオを作る
- SNSで集客する
というように、
ゴールから逆算した順番で作っていきます。
代表的なプロダクトローンチ例
代表的なプロダクトローンチの構築事例としては、次のようなものです。
会員サイト
会員サイトは、
月額の有料会員(サブスクリプション)だけが見る事のできるサイトです。
主な作り方は、
- 決済した人だけが閲覧できる会員サイトを作る
- シナリオを作成する
- ランディングページを作成する
- ランディングページに集客する
のようになります。
主に必要となってくるシステムは、
- ステップメール
- 会員サイト
- 決済システム
となります。
具体的な作成方法は次項の「商品やサービスの作り方」をご覧下さい。
デジタル教材
動画やPDFなどをまとめた「デジタル教材」を作成し、ステップメールで価値教育を行った後に販売します。
主な作り方としては、
- 決済した人に提供する教材の作成(サイトや添付資料等)
- シナリオを作成する
- ランディングページを作成する
- ランディングページに集客する
この場合も、会員サイトと同様のシステムが必要になります
具体的な作成方法は次項の「商品やサービスの作り方」をご覧下さい。
コンサルティング
自分が強みとしている分野があり、ある程度実績もある人は、
コンサルティング・サービスを提供する事で収益化できます。
この場合、会員サイトや教材を用意しても良いですし、ZOOMやLINEなどで提供するサービスとしても良いでしょう。
主な作り方としては、
- サービスの提供方法を決める
- シナリオを作成する
- ランディングページを作成する
- ランディングページに集客する
といった流れになります。
システムとしては、会員サイトと同様のものが必要です。
具体的な作成方法は次項の「商品やサービスの作り方」をご覧下さい。
商品やサービスの作り方
商品やサービスの作成、ステップメールやLINEステップ配信の仕組みをゼロベースで作るのは困難です。
そこで、ステップメール配信ツールを活用します。
これには、2通りのやり方があります。
○お金をかけず時間をかけて作る
○お金をかけて時間をかけずに作る
お金をかけず時間をかけて作る
お金をかけずに、プロダクトローンチを作るやり方としては
「WordPress(ワードプレス)」を使うのが一般的です。
WordPressは、世界中で利用されているオープンソースソフトウェアです。
オープンソースとは、開発者の著作権を維持したまま、無料で自由にカスタマイズできるソフトウェアを指します。
日本国内でも500万人以上のユーザーが利用しており、インターネット上にも情報が多く掲載されているため、
時間をかければコストをかけずに構築する事が可能です。
WordPressはサーバーへのインストールが必要です。下記の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。⇒WordPressの始め方とインストール手順について詳しく見る
WordPressで作るメリット
WordPressでプロダクトローンチを作るメリットとしては、コストがかからないだけでなく、
「プラグイン」と呼ばれる拡張機能を自由に追加できる点にあります。
プラグインは、WorePressのメインシステムを利用して動くソフトウェアです。
例えば、プロダクトローンチ構築に必要な
- ステップメール
- 会員サイト
- 決済システム
についても、いくつかのプラグインがありますので、比較検討して採用する流れになります。
WordPressで作るデメリット
WordPressは、お金がかからず、自由にカスタマイズできる反面、
メンテナンスやセキュリティについても、自分で管理する必要があります。
インターネット上にも情報が多く掲載されてはいますが、
ある程度、専門的な知識やスキルも必要です。
お金をかけて時間をかけずに作る
ある程度、お金をかけてツールを活用すると、
システム関係の事に時間をかけずに済みます。
プロダクトローンチに必要な、
- ステップメール
- 会員サイト
- 決済システム
を兼ね備えたツールはいくつかありますが、
コスパに優れているのは「MyASP(マイスピー)」です。
もともとは、ステップメール配信のためのツールでしたが、今では、
- 決済機能
- ステップメール
- LINEステップ配信
- 会員サイト
- ショッピングカート機能
- Facebookリード広告連動
などが備わっているため、
プロダクトローンチのためのツールと言っても過言ではありません。
直感的に理解しやすい管理画面と、充実したサポートがあり、初心者の方でも安心して利用できます。
下記の記事では、ステップメール配信システム「MyASP」の料金や評判について詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。⇒「MyASP」の料金や評判について詳しく見る
MyASPで作るメリット
プロダクトローンチに必要な機能が予め備わっていますので、
収益化をスタートさせるまでの時間短縮になります。
また、システムのメンテナンスやセキュリティについても、任せられるため安心できます。
MyASPで作るデメリット
デメリットは有料だという事です。
MyASPの最安プランは、「ビギナープラン」で月額3,300円(税込)となります。
ステップ配信のシナリオは無制限に作れますが、LINEステップ配信はできません。
また、会員サイト機能も「ビギナープラン」では作れないため、
本気で収益化を目指すのであれば、「スタンダードプラン」一択になります。
「スタンダードプラン」は、月額11,000円(税込)になりますが、全ての機能が利用可能です。
まずは、MyASPでどのような収益化ができるか、実際のユーザーの声を聞いてみましょう。
ステップ配信のやり方
ステップメールを配信するにあたっては、まず、ある程度の配信計画が必要です。
ここでは、具体的なステップ配信のやり方について解説致します。
バックエンド商品を用意する
「バックエンド商品」は、利益に直結する”売りたい商品”や”サービス”になります。
冒頭で解説した「代表的なプロダクトローンチ例」も参考にして頂き、商品を用意します。
なお、この時に決済も合わせて必要になりますので、合わせて用意しておきます。
フロントエンド商品を用意する
「バックエンド商品」に対して、「フロントエンド商品」は
「見込客獲得のための商品」となります。
バックエンド商品に繋がり、顧客が興味を持ちそうな魅力的なフロントエンド商品を作りましょう。
例えば、
- 情報発信の無料講座
- 1回無料のコンサルティングサービス提供
- 定価50,000円のノウハウ動画を無料プレゼント
といった内容になります。
フロントエンド商品ができたら、フロントエンド商品を購入するページを作成したり、登録フォームを自社サイトやブログに設置します。
フロントエンド商品の目的は「見込客の獲得」だという事を忘れてはなりません。
購入しやすいページを作成し、自社のブログで訴求したり、登録フォーム設計を行いましょう。
シナリオを作成する
フロントエンド商品とバックエンド商品ができたら、
この2つを繋ぐ導線として「シナリオ」を作成します。
- 機能的な価値(機能や性能など)
- 情緒的な価値(美味しい、好きなど)
- 利用者の声
- 商品やサービス購入のメリット
- 購入しないデメリット
などを組み合わせて、ステップメールやラインステップ配信を作成しましょう。
ステップメールの通数については、
商品やサービスによって様々ですが、7~14通程度用意すればよいでしょう。
また、読者が徐々に欲しくなるようなメール配信の順番を考えて、効果的なナリオを作成します。
実際の作成にあたっては、ツールを使わないと困難です。
先ほどご紹介した「商品やサービスの作り方」も参考にして頂き、シナリオを作成します。
シナリオをテストする
フロントエンド商品~シナリオ~バックエンド商品
がある程度完成したところで、実際にテストしてみて下さい。
自分が顧客になったつもりで、「顧客の感情」を意識してテストします。
SNSによる集客方法
商品やサービス、ステップ配信のシナリオができたら、SNSで集客します。
ここでは、SNSによる集客のポイントについて解説致します。
プラットフォームの選択
いくつかあるSNSの中で、
自分のコンセプトに合ったターゲットが利用しているSNSプラットフォームを選択します。
ここでは、主要なSNSの特徴を解説致しますので、参考にして下さい。
SNS名称 | 主な特徴 | 国内ユーザー数 | 主なユーザー層 | 調査時点 |
---|---|---|---|---|
LINE | 友達同士がメッセージで交流できるSNS | 8,900万人 | 10代~60代まで幅広く利用されている | 2021年9月時点 |
YouTube | 動画で交流できるSNS | 6,500万人 | 10代~60代まで幅広く利用されている | 2020年9月時点 |
140字以内の文字投稿で交流できるSNS | 4,500万人 | 10代~20代が多く利用している | 2017年10月時点 | |
写真や短い動画で交流できるSNS | 3,300万人 | 10代~30代が中心に利用している | 2019年3月時点 | |
実名登録、日記風の投稿で交流できるSNS | 2,600万人 | 30代~40代が中心に利用している | 2019年7月時点 | |
TikTok | 短い動画で交流できるSNS | 950万人 | 10代と20代が利用者数の半数を超える | 2019年2月時点 |
興味のある画像や動画を探して保存できるサービス | 870万人 | 20代~30代を中心に利用されている | 2020年12月時点 | |
note | 文章、画像、動画など作品を配信できるサービス | 380万人 | 20~40代のビジネスパーソンが多い | 2021年3月時点 |
世界最大級のビジネス特化型SNS | 200万人 | 30代~40代の男性が多い | 2022年1月時点 |
下記の記事では、最新のSNSを一覧にしてまとめて解説していますので合わせてご覧下さい。⇒サービスの種類や特徴をまとめたSNSの一覧を詳しく見る
悩みや課題をリサーチする
SNSでフォロワー(見込客)を増やすためには、
ユーザーが抱えている悩みや課題を明確に打ち出してあげる事が大切です。
どんな悩みや課題を抱えている調べるためにはリサーチが欠かせません。
リサーチの方法としては、
- Yahoo!知恵袋
- アマゾン書籍の評価
- クラウドワークス
- YouTubeコメント欄
- 知人に聞く
などが挙げられます。
成功者を真似る
フォロワーが多い人の投稿方法や、投稿に対するコメントを真似る事も有効です。
もちろん、100%パクるのは問題がありますが、
取り入れて、自分の個性を加える事でオリジナルのものになります。
収益化を成功させる3つのコツ
最後に、プロダクトローンチによる収益化を成功させる3つのコツをご紹介します。
コンセプトを明確にする
プロダクトローンチによる収益化を成功させるコツ、
ひとつ目は、「コンセプトを明確にする」です。
自分と同じ悩みや課題を持った人をターゲットとし、その人たちが利用しそうなSNSにだけ注力して情報発信する事が大切です。
曖昧なコンセプトは、情報が伝わらないだけでなく、収益化にも繋がりません。
コンセプトを明確にし、一貫して貫きましょう。
100%を目指さない
二つ目は、「100%を目指さない」です。
完璧な計画などありません。
自分では完璧!と思っても、顧客の思っている事とずれている場合が多いものです。
最初から100%を目指すのではなく、70%位の完成度にしておけば、
顧客が求めている事を柔軟に反映させることが可能です。
ある程度出来上がったら「PDCA」を回していきましょう
↓
Do 実行
↓
Check 評価・検証
↓
Action 改善
時間のかけ方に注意する
プロダクトローンチによる収益化を成功させるコツ、
三つ目は、「時間のかけ方に注意する」です。
特に陥りがちなのが、
本質を見失って、仕組みづくりに時間を費やす
という事。
プロダクトローンチで収益化する本質は、
見込客を多く集め、価値教育して購入してもらう
事です、
特に、お金をかけずWordPressでプロダクトローンチを組もうとした場合、
思ったように動作しない事も多くあります。
またバージョンアップによる不具合も起こり得ます。
そのような場合において、
本来やるべきことに時間を費やせない事象だけは避けるべきです。
そのためには、システム運用は自分で行わず、安心して任せられるMyASPなどを選択すべきでしょう。
SNSとプロダクトローンチによる収益化まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、SNSを起点にプロダクトローンチを組んで収益化する方法について解説致しました。
自分と同じ悩みや課題を持った見込客をSNSによって集客し、
ステップ配信によって価値教育できれば、おのずと収益化に繋がります。
また、一度プロダクトローンチを組めば、自動的に価値教育~販売してくれますので、
SNSによる情報発信と顧客のフォローに注力すれば良い事になります。
取り組める時間は限られて言いますので、仕組みづくりに時間をかけるよりも、
集客とアフターフォローに時間をかけた方が賢明なのは言うまでもありません。
下記の記事では、稼げるおすすめのSNSを、収入相場のランキング形式でご紹介していますので合わせてご覧下さい。⇒稼げるおすすめのSNSと収入相場ランキングを詳しく見る
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