会社間でメールのやりとりをしたり、自社のホームページを通して自社製品を販売したりと、ビジネスの世界でインターネットの活用が進んでいます。
その際に重要なのが「ドメイン」です。
会社独自のドメインを取得していないと、取引の信用性が失われるなど、弊害が出てくる場合があります。
ドメインやサーバーについて理解し、有効活用したいものです。
今回はドメインについて、経済産業省推進資格ITコーディネータの資格を持つ筆者が解説します。
ドメインとサーバーは全く別のものです。正しく理解して、自身の事業に役立てて下さい。
ドメインはインターネット上の住所
インターネットを使った事業展開を考えるときに必ずと言っていいほど話に出るのが、
独自ドメインの取得です。
ドメインとは、検索で「ドメイン 意味」と入力するといろいろ出てきますが、端的に言うと
「インターネット上の住所」のようなものです。
正確には、インターネット上の住所は「IPアドレス」になります。「192.168.10.12」のようなものになりますが、これを分かりやすく翻訳されたものが「ドメイン」です。
メールやホームページに不可欠な要素
実際の手紙や品物も、住所がわからないとやり取りができませんよね。
インターネットの世界でも同様で、ドメインは
メール送付やホームページ閲覧に不可能な要素になります。
メールの宛先やホームページの場所を判別するために使われるのがドメインで、
メールの場合は「@」マークより右の部分で、ホームページの場合は「http://」から次の「/」の間の部分になります。
- ○メールの例
- example@mydomain.com
- ○ホームページの例
- http://mydomain.com/
自分だけの独自ドメインを取得すればオリジナリティーが出せるだけでなく、宣伝効果を期待することも可能ですね。
ドメインの種類
ドメインについて、まずは下図をご覧下さい。
よく見る形だと思いますが、ホームページのアドレス(URL)になります。
ホームページのアドレスは、次のように構成されています。
- ○プロトコル
- 通信を行う際のルールのようなもの
- ○ホスト名
- ネットワークに接続されたホスト(機器やサーバー)の名前(※)
- ○ドメイン
- IPアドレスをわかりやすく変換したもの
ドメインはさらに
- トップレベルドメイン
- セカンドレベルドメイン
- サードレベルドメイン
の3つに分けられます。
さて、ドメインの種類についてはたくさんありますが、ここでは
- 属性型jpドメイン
- 汎用JPドメイン
- gTLD(generic Top Level Domain)
を解説します。
属性型jpドメイン
大手企業のホームページでよく見かける
「.co.jp」「.or.jp」「.ac.jp」もなじみ深いですね。
こちらは属性型ドメインと呼ばれるものです。
主に次のような団体が取得できます。
- 「.co.jp」は日本国内の一般企業
- 「.or.jp」は組織や団体
- 「.ac.jp」は大学や学校法人
汎用jpドメイン
日本国内に住所があれば取得できるドメインが
汎用JPドメイン「.jp」です。
国や地域ごとに割り当てられたトップレベルドメインを
「ccTLD(Country Code Top Level Domain)」
と言いますが、
汎用JPドメイン「.jp」は、
漢字やひらがな等を使用した「日本語ドメイン」も取得できます。
また、近年では「example.tokyo.jp」のように
「地域型(都道府県型)JPドメイン」も取得できるようになりました。
<汎用JPドメイン「.jp」を使用した例>
【jpドメイン】
- mydomain.jp
- 東京.jp
- とうきょう.jp
- 100万円.jp
- 凸凹.jp
【地域型ドメイン】
- mydomain.tokyo.jp
- 東京.nagoya.jp
- とうきょう.aichi.jp
- 100万円.sapporo.jp
- 凸凹.miyagi.jp
gTLD(generic Top Level Domain)
よく見かける「.com」「.net」などのドメインは、
gTLD(generic Top Level Domain)と言われるドメインです。
このドメインは、どの国家にも属さない、誰でも取得できるドメインになります。
パッと見て、何のホームページなのか理解できるドメイン名がベストです。会社なら「会社名」、ブランドなら「ブランド名」ですね。
ドメインの取得
ドメインは、レンタルサーバーかドメイン取得サービスを提供している会社から取得できます。
自分だけの独自のドメインを取得することが可能です。
なお、独自ドメインを取得する場合は、他と被らない名称で登録しなければなりません。
ドメインの運用には、サーバーが必須になりますので、初心者の方は、
ドメインが取得できるレンタルサーバーを契約するといいでしょう。
代表的なレンタルサーバー
ドメインが取得できる、代表的なレンタルサーバーをいくつかご紹介します。
ロリポップ!レンタルサーバー
エックスサーバー
カラフルボックス
ドメイン取得サービス
ドメイン取得サービスの代表的な会社をいくつかご紹介します。
お名前.com
Xserver(エックスサーバー)ドメイン
バリュードメイン
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サーバーとの違い
次に、ドメインとセットで語られることが多いサーバーについて解説します。
ドメインが住所であるのに対し、サーバーはその土地のようなものと考えて下さい。
そして、土地の中にある家が「ホームページ」と言えるでしょう。
ドメインを含んだホームページやメールを電子的に処理し情報を公開したり、データをやり取りするのが、サーバーの役割になります。
まとめ ドメインを理解して事業展開に役立てる
インターネットを使って事業展開を考える場合、まずは会社独自のドメインを取得することを検討しましょう。
- ドメインとは「インターネット上の住所」のようなもの
- ドメインには「属性型jpドメイン」「汎用JPドメイン」「gTLD」がある
- ドメインが住所であるのに対し、サーバーはその土地のようなもの
ドメインにはいろいろな種類があり、トップレベルドメインや属性型ドメイン以外の部分を他者と被らないようにすることで、独自ドメインを取得できます。
ドメイン取得をしてホームページやメールを電子的に処理するには、サーバーが必要になります。
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