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ペルソナシートを作成する目的とは?設定例やサンプルも紹介!

ペルソナシートを作成する目的と設定サンプル例マーケティング理論

 

「ペルソナ」とは、商品やサービスにおける架空の顧客の人物像を指します。

ペルソナの年齢や職業のほか、趣味、利用するSNSやメディア、

思考や行動の傾向まで詳しくまとめたものが「ペルソナシート」です。

 

この記事では、

ペルソナシートを作る「3つの目的」や「作り方」

「3つの注意点」について紹介しています。

 

また、記事の後半では、

ペルソナシートがダウンロードできます。

どうぞ最後までご覧下さい。

 

経済産業省推進資格ITコーディネータ古澤シンジ

著者:古澤シンジ

経済産業省推進資格ITコーディネータ

古き良きアナログを大切に、デジタルとの融合を考えるマーケティングについて情報を発信。

⇒筆者の情報

ペルソナシートを作成する目的とは

ペルソナは、自社が理想とする顧客の代表と言えます。

 

ペルソナの行動や趣味嗜好を知る事でターゲットに対する理解を深める事に繋がります。

また、属するセグメントの代表だからこそ、

ターゲットのニーズを正確に把握する事にも繋がります。

 

ペルソナを作る時は、ターゲット層を代表する人物の特徴をしっかり捉えられるよう、

できるだけ具体的に設定する事がポイントになります。

 

ペルソナシート作成の注意点

ペルソナシートを作成する際の注意点は、大きく分けて3つあります。

  • 適切なターゲットを絞り込む
  • 具体的に設定する
  • 客観的なデータを活用する

 

ここからは、ペルソナシート作成の注意点について詳しく解説致します。

 

適切なターゲットを絞り込む

一つ目は、

商品やサービスに適切なターゲットを絞り込むことです。

 

商品やサービスに対して興味を示さないような「ペルソナ」では、

ペルソナシートを作成してもマーケティングに活かすことができません。

 

具体的に設定する

二つ目は、

誰にでもイメージしやすいよう、具体的なペルソナを設定することです。

 

具体的に設定する事で、「ペルソナ」に対するイメージを統一させることができます。

人物像を想像するのが難しい、またはチームなどの関係者それぞれが、異なる人物像を想像してしまうようなペルソナは、適切とは言えません。

 

客観的なデータを活用する

三つ目は、

主観的な憶測に頼らず、客観的なデータを活用することです。

 

自社にとって都合の良い「妄想ペルソナ」を作成すると、ユーザーの課題やニーズを把握することができません。

 

ペルソナシートの作成方法

ここからは、

ペルソナシートの具体的な作り方を、サンプル例と共に解説致します。

 

ペルソナシートの具体的な作り方は次の5つのステップです。

  1. ペルソナシート項目決定
  2. 情報収集
  3. 収集した情報の共通項抽出
  4. ペルソナのゴール設定
  5. ペルソナシート書き出し

 

サンプルの例では、コンビニのペルソナとして、美容と健康を意識する女性会社員向けの弁当のペルソナシートを例にして解説していきます。

 

①ペルソナシート項目決定

商品やサービスの内容に応じて、ペルソナシートに必要な項目も異なりますので、

まずは、設定する項目を決定します。

 

具体的項目としては、生活における役割や商品の利用頻度、利用環境などです。

商品やサービスに関連した内容を書くことで、開発やデザインのヒントとして役立ちます。

 

②情報収集

次に、

アンケート調査やユーザーインタビューを実施し、必要なデータを集めます。

 

例えば、美容と健康を意識する女性会社員に向けて、ダイエットの経験はあるか、意識的に摂っている食材は何か、といった質問を作成します。

 

③収集した情報の共通項を抽出

情報収集によって得られるのは、ターゲットの年齢や積極的に食べている食材といった「共通点」です。

 

抽出した共通項を基にしてペルソナを設定することで、

客観的で偏りのないペルソナシートが完成します。

 

④ペルソナのゴール設定

商品やサービスに対して求められる課題をゴールとして設定する事で、

商品開発を進めていく上での指針とします。

 

今回の調査の例では、「炭水化物を控えている」や「野菜を多く摂るようにしたいが、なかなか実践することが出来ずにいる」といった共通点が見つかったと仮定します。

得られた情報を基に、「たくさん野菜を摂れる弁当にしたい」をゴールとして設定しました。

 

⑤ペルソナシート書き出し

最後のステップは、ペルソナシートへの書き出しです。

 

シートにまとめるのは、名前や年齢、職業といった基本的な情報と、

行動や思考の傾向などの詳細な情報です。

 

また、実際に商品やサービスを利用する場合のストーリーのイメージも書き出します。

 

今回のストーリーの例としては、次のように設定しました。

30歳を過ぎて、健康を気にするようになった。野菜を多く摂りたいものの、一人暮らしということもあり、野菜を購入しても使いきれずに余らせてしまう。バランスよく野菜が摂取できるコンビニの弁当は、私にとってありがたい存在だ。

 

ペルソナシート作成例

実際に作成したペルソナシートは次のようなものになります。

 

ペルソナシート設定例

ペルソナシートの作成例

 

なお、ペルソナシートはこちらからダウンロードできますので、ぜひお使いください。

⇒ペルソナシートをダウンロードする

 

ペルソナシートの活用で売上アップを図る

いかがだったでしょうか。

今回は、ペルソナシートを作る目的や作り方、また、ペルソナシートを作成する場合の注意点について解説致しました。

 

商品やサービスに合致したペルソナを設計すると、

よりターゲット層にアプローチしやすくなり、結果として売上アップに繋がります。

 

適切なペルソナを設計して、ペルソナシートを作成し、売上アップに繋げましょう

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