会員サイトを立ち上げる事によって、
企業と顧客とのコミュニケーションを密に取ることができます。
コミュニティを運営したり、アンケートを取ったり、クーポンを配布したり、
顧客の生の声を聞く事で、商品開発に役立てたり、
売上アップに繋がるなど、
会員サイトのメリットは非常に大きいです。
また、有料会員サイトを立ち上げれば、本業以外に
毎月、安定した収益を得る事も可能になります。
この記事では、
- 会員サイトにはどんな種類があるのか
- BtoC向け会員サイトの種類と特徴、主なサービス事例
- BtoB向け会員サイトの種類と特徴、主なサービス事例
をご紹介しています。
ぜひ、最後までご覧頂き、それぞれの特徴を把握したうえで、
自社に合ったタイプの会員サイトを立ち上げてください。
下記の記事では、会員サイトの作り方を7ステップで分かりやすく解説していますので、合わせてご覧ください。⇒「会員サイトの作り方7つのステップと4つの構築システム」を見てみる
会員サイトの主な提供内容
会員サイトには種類があり、
提供するサービスや内容が異なります。
ここでは、まず、
会員サイトの種類を5つに分けて、その特徴を解説します。
オンライン学習型
一つはオンライン学習型と呼ばれるものです。
オンライン英会話や資格取得などの学び系は、従来から会員サイトとして存在していますが、一見すると、実店舗が必要に感じる業態でも、
オンラインで会員サイトとして展開しているサービスがあります。
例えば、オンラインジムやオンライン料理教室は、
ライブ配信や録画された動画でサービスを受ける事ができます。
コミュニティ型
コミュニティ型は、
メンバー同士で情報交換ができるコミュニティ型の会員サイトです。
ファンクラブやクラウドファンディング、ゲームコミュニティなど、
メンバー同士がつながりを持てるのが特徴です。
SNSのように、投稿やコメントができ、リアルな顧客の意見を聞く事ができます。
人的サービス型
人的サービス型はカウンセリングやコンサルティングなど、
専門性の高い相談などに対するサポート機能を持つのが特徴です。
例えば、オンライン美容室などは、ビデオ通話で美容師とコミュニケーションをとり、ヘアカットやカラーリングのアドバイスを受ける事が可能です。
情報提供型
情報提供型はメルマガ配信などにおいて、
顧客にとってメリットとなる情報を提供するタイプです。
例えば、ニュース配信や金融情報、医療情報など、
専門的な分野が多いのが特徴的です。
顧客の目的やニーズに適した情報を配信します。
オンラインショップ型
オンラインショップ型は言葉通り、商品を提供するタイプの会員サイトです。
一般的なオンラインショップと異なるのは、
会員だけが購入できる商品を提供したり、特典や情報を配信する事です。
商品の継続購入やまとめ買いなどを促すメリットがあります。
下記の記事では、会員サイトを作るためのおすすめツールを4つ厳選してご紹介していますので合わせてご覧下さい。⇒「会員サイト作成に必要な機能とおすすめツール4選」を見てみる
事業形態別の会員サイトの種類
会員サイトの種類を確認出来たところで、ここからは、
事業形態別の会員サイトの種類について解説していきたいと思います。
なお、大きく「BtoC」と「BtoB」に分けて解説していきます。
BtoCの会員サイトの種類
まずは、BtoCビジネスモデルにおける会員サイトの種類を業種別に分け、
主なサービスの提供内容も合わせてご紹介します。
オンラインショップ
企業が取り扱う商品やサービスを提供するオンラインショップで、
優良顧客に対してのみ、限定公開する会員サイトです。
一般顧客と優良顧客を棲み分ける事によって、優良顧客が企業のファンとなり、
継続して個乳してくれるだけでなく、口コミを促進する効果が生まれます。
教育関係
塾やカルチャースクールなど教育関係の企業では、
オンラインスクールを提供している場合が多いです。
オンラインで講座を提供し、
会員登録をすることで、講座を受講することができます。
ファンクラブ
芸能人やスポーツチームのファンクラブが多く採用しているのが、
ファンクラブの会員サイトです。
芸能人やチームの情報をはじめ、チケット優先販売やファンイベントなどの告知など会員のみが利用できるサービスを提供します。
アンケート調査などを積極的に行うことで、ファンの声を分析し、どのようなかかわり方がよいのかを調査することでチケットの売上につながったというスポーツチームの成功事例もあります。
アパレルやファッション業界
アパレルやファッション業界の会員サイトとしては、情報提供や商品提供型が多いです。
最新情報の提供、商品のライブ配信、クーポンの配布などを行います。
中にはインフルエンサーがPRをするなどの施策もありますが、ショップスタッフがリアルな情報を発信することで親近感がわき、会員が増えるということもあります。
また、TikTokでスタッフがコーディネートを紹介したり、顧客が購入した商品を紹介したり、Twitterで参加資格を得られるキャンペーンを行うなど、SNSを使い分けることで商品の購入につながります。
食品業界
食品業界においても、情報提供型、商品提供型が少なくありません。
商品のPR情報、会員限定品の購入などのほか、
商品の購入価格に応じて会員ランクをつけ、ランクに応じた割引率や特典をつけることで、商品購入アップにつながりやすいです。
顧客が考えたレシピを紹介したり、口コミを紹介したりするなど、
顧客参加型を取り入れている会員サイトもあります。
BtoBの会員サイトの種類
次に、BtoBビジネスモデルにおける会員サイトの種類を業種別に分け、
主なサービスの提供内容も合わせてご紹介します。
医療業界
医療業界が提供する会員サイトでは、
情報提供型が多く見られます。
医師や薬品会社向けに製品の新情報提供、学会やイベントの告知などをします。
オンラインでの情報交換の場を設けるなどの施策をしているケースもあり、
リアルな情報を入手する事が可能です。
アプリやソフトウェア業界
アプリやソフトウェア事業を展開する企業は、商品の情報を提供するほか、専門用語やアプリの技術に関する知識を提供しているケースが多いです。
セミナーなどのイベントを開催すれば、商品の売上アップになります。
クラウドサービスを提供している企業では、契約者専用サイトを設け、
契約内容の確認や問い合わせがスムーズに行えるようにしています。
これにより、問い合わせ対応の効率化や顧客満足度の向上につながっています。
工業系
工業系事業では、製品データや新商品の情報、業界に関する情報を提供する会員サイトのほか、
オンラインで見積もりをとることができたり、
製品選びの参考になる情報などを紹介したりする種類の会員サイトもあります。
データなどを無料でダウンロードする仕組みを作り、ダウンロードの際に登録をしてもらい会員を増やすことに成功している事例もあります。
BtoBマッチング
企業同士をつなぐ会員サイトが「BtoBマッチングサイト」です。
会員登録を行った企業が、自社の情報や取引条件を登録する事によって
他社とのマッチングを行うことが可能になります。
コンサルティング
コンサルティングサービスや起業支援、マーケティング支援などを提供するのが、
会員制の「ビジネス支援サイト」です。
会員登録を行った、中小企業向けにビジネス支援を行います。
会員サイト成功の秘訣とは?
いかがだったでしょうか。
今回は会員サイトの、種類や特徴について、
- 会員サイトにはどんな種類があるのか
- BtoC向け会員サイトの種類と特徴、主なサービス事例
- BtoB向け会員サイトの種類と特徴、主なサービス事例
をご紹介致しました。
自社にあった会員サイトを立ち上げて、成功させる共通点は以下のようになります。
- ユーザーが必要とするコンテンツの提供
- ユーザーにとって魅力的な特典の提供
- 顧客サポートの充実
- マーケティングの施策の実施
そして、なによりも継続して情報を更新し、
ユーザーがサイトにアクセスする頻度を高めていく事が重要です。
この記事を参考にして頂き、価値ある会員サイトを立ち上げてください。
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