「STORES(ストアーズ)」はネットショップが構築できるクラウド型のサービスです。
2021年6月15日に、POSレジ「STORESレジ」がリリースされました。
STORESレジは、従来からあるSTORES決済と連携するipad専用のPOSレジアプリです。
STORESレジ自体は機能がとてもシンプルなのですが、ネットショップ「STORES(ストアーズ)」と連携させる事ができます。
これによって、実店舗とネットショップの連携が図れる「マルチチャネル(※)」的な機能が0円から導入できます。
今回は、新しくリリースされたPOSレジ「STORESレジ」についてご紹介したいと思います。
※店舗やネットショップなど複数のチャネルを使って、商品やサービスを提供する戦略
ipadで簡単POSレジ
POSレジ「STORESレジ」は、ipad専用のアプリです。
その構成はとてもシンプルです。
メニューを開いて見ると、なんと、4項目しかメニューがありません。
- ホーム
- オーダー
- アイテム
- 清算
ホーム
ホーム画面の機能は「レジ」です。
現場の動きを想定して、
- ○アイテム
- 商品を選んで決済する機能
- ○手入力
- 商品登録がない時、金額を手入力して決済する機能
- ○スキャン
- バーコードを読み込んで決済できる機能
- ○ネット注文
- ネットショップの注文で未発送分が表示される
の4パターンが用意されています。
金額を入力した後は、「現金」または「STORES決済」で決済完了となります。
オーダー
オーダーリストが表示されます。
画面下のほうに、
- 店舗
- ネットショップ
のタブがありますので、タップすると、各チャネルのオーダーリストが表示されます。
また、各オーダーをタップすると決済の詳細が確認できます。
「店舗」タブは、決済情報のみですが、「ネットショップ」タブには顧客名と配送先も表示されます。
商品の発送業務はブラウザ版のSTORES管理画面で行います。
アイテム
POSレジに登録してある商品のリストが表示されます。
商品を追加する際には、画面右上の「+作成」ボタンをタップします。
実際の作成はブラウザ版のSTORES管理画面で行います。
アイテムには
- 価格
- カテゴリ
- 品番
- バーコード番号
を設定する事ができます。
バーコード番号を入力しておけば、別売りのバーコードリーダーを用いて、決済する事も可能になります。
清算
レジ清算を行う事ができます。
現金の清算はもちろんですが、売上や販売件数などの販売実績も確認できるようになっています。
清算レシートも印刷できるようです。
在庫が連動
マルチチャネル的な使い方ができる点として、実店舗とネットショップの在庫が連動する事です。
連携によって、店舗で売れた場合には、自動的にネットショップの在庫がマイナスになります。
また、ipadでネットショップの未発送分が表示されるのは便利ですね。
細かな機能設定はブラウザ版STORESで
POSレジ「STORESレジ」の機能はとてもシンプルで誰でも操作できます。
商品の新規登録や、顧客管理などの細かな設定は、ブラウザ版のSTORESで管理するように設計されているようです。
ipadでブラウザ版STORESも開いておけば、パソコンを操作する事なく完結しそうです。
LINEでオーダー管理
LINEでSTORESにログイン連携すると、LINEでショップ運営を管理する事ができます。
- 売上、入金の確認
- 未発送リストの確認
- 今月の入金予定額の確認
また、LINEのリッチメニュー(トーク下のメニュー)に、
ストアくん
というメニューがありました。
その機能を確認するまで5回も話しかけないといけませんでしたが、
AIチャットヘルプ
のようです。
導入されたら、いろいろ話しかけてみて下さい。
顧客管理は連携できない
商品と在庫管理は連携できますが、現時点では顧客管理は連携できないようです。
実店舗とネットショップで顧客管理ができると、何をいつ買ったか把握できるようになります。
例えば消耗品なら、そろそろ必要な頃にメルマガを送信したり、好きな商品が入荷したら連絡できたりと、提案の幅が広がって売上の拡大に繋がります。
新機能のリリースについては、とても早いペースで行われているので、今後に期待したいところです。
STORESについて
STORESレジを利用するには、STORES(ストアーズ)の利用登録が必要です。
まずは無料で「STORES(ストアーズ)」を始めてみましょう。
(10秒で登録完了できます)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、2021年6月15日にリリースされたPOSレジ「STORESレジ」についてご紹介しました。
- 「STORESレジ」自体は、機能がシンプルで簡単
- ネットショップ「STORES(ストアーズ)」と連携できる
- 細かな設定は、ブラウザ版STORESで行う必要がある
以上が、「STORESレジ」の主な特徴でした。
ネットショップと実店舗の連携は、従来はとてもコストが高く、小中規模の店舗では導入ハードルが高いものでした。
新型コロナがきっかけで、デジタル化のスピードがどんどん速くなっており、ITサービス提供会社間の競争も激しくなっているのが現状です。
利用者にとっては、サービスや機能・料金面がよくなり、利用しやすいITになっていくので良いですね。
「STORES(ストアーズ)」は無料で試せますので、試験的にやってみてはいかがでしょうか。
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