携帯電話やパソコンの普及に伴って、自社商品の宣伝や購買促進を目的に
メルマガの配信サービスを行う企業が増えています。
メルマガ配信は不特定多数の人に手軽に情報発信できますが、
未読スルーなど電子媒体ならではのデメリットにも注意しなくてはいけません。
そこで今回は、経済産業省推進資格ITコーディネータの筆者が、
費用対効果の高いメルマガの作り方や必要な準備について、
5つのステップに沿って解説していきます。
下記の記事では、筆者おすすめのメール配信ツールについてご紹介していますので合わせてご覧下さい。⇒「メルマガやステップメール配信ツールのおすすめ」を見てみる
ステップ1.ターゲット選定
メルマガの配信サービスを始めるに当たって最初に行う作業の一つが
配信するターゲットの選定です。
メルマガに限らず、情報発信は闇雲に行っても期待する効果を得ることはできません。
商品の魅力や販売に関するお知らせなど、
配信する相手を明確にすることが基本です。
ステップ2.商品の選定
情報発信の方向性が定まったら次は
フロントエンド商品、バックエンド商品の準備に取り掛かります。
フロントエンド
フロントエンドとは試供品を始めとした顧客を取り込む商品のことです。
また、情報商材やサービスなどを提供している場合は、
PDF資料のダウンロードや、無料お試しサービスなどが挙げられます。
商品を無料で提供して良さを実感してもらい購入に繋げるのが目的となるため、
魅力が伝わるフロントエンド商品を用意しなくてはいけません。
バックエンド
バックエンドはフロントエンドで興味を抱いた人達に対して、
実際に販売する商品やサービスのことです。
当然ですが、バックエンドの商品はフロントより魅力が低いと購入に繋がらなくなります。
満足度の高い商品を用意するのが売り上げアップのコツです。
なお、順番的には、バックエンド商品を先に用意する必要があります。
フロントエンド商品を目当てにメルマガを購読しても、
バックエンドがなければ、売上に繋がらないからです。
ステップ3.文章構成
ターゲットの明確化、商品の用意といった事前準備が完了したら、
次に行うのが文章構成と配信ツールの選定作業です。
どんなに有益な情報が掲載されているメルマガでも、
受け取り手に読んでもらえなければ意味がありません。
出だしの文脈が購読率を左右する
メルマガは出だしの文脈の良し悪しで購読率が変わります。
読み手の興味を引くように出だしの文脈を意識することはもちろん、
購入したいと思わせる説得力のある内容を心掛けなくてはいけません。
下記の記事では、読まれるメルマガを作るための文章テンプレートを解説していますので、合わせてご覧ください。⇒「読まれるメルマガを作るための文章テンプレート」を詳しく見てみる
ステップ4.配信ツールの選定
数百通、数千通のメルマガを送信するためには、
配信ツールが必要不可欠です。
配信ツールの選び方
需要の増加に伴ってメルマガの配信ツールの選択肢は増えていますが、料金や機能など特徴は様々です。
費用の安さだけで選んでしまうと、
必要な機能が用意されていないなど不便が出ることもあります。
数社程度ピックアップして比較検討をすることが配信ツール選びの基本です。
無料サービスのデメリット
今は、無料でメール配信できるサービスも増えてきました。
しかし、基本的にサービスというものは、
無料では提供できない事を理解しておくべきです。
システムの開発、保守運用には、多額の費用がかかります。
無料でサービスを提供する裏側には、
必ず、提供元に利益が還元される仕組みがあります。
無料でサービスを利用しているほうは、提供元のために、
配信ツールを利用するといっても過言ではありません。
なるべく無料配信ツールは避けて検討するようにしましょう。
おすすめのメルマガ配信ツール
ここでは、ITコーディネータの筆者が厳選した、
おすすめのメルマガ配信ツールを3つご紹介します。
MyASP(マイスピー)
このサイトでも利用している配信ツールが「MyASP(マイスピー)」です。
メルマガは、何はともあれ、
ターゲットに送信されないと、そもそも意味がありません。
MyASPでは1ユーザーに対して1つのサーバーを使用する形を取ることで、
高い到達率を実現できています。
また、メルマガ登録者への一斉配信はもちろん、様々なシナリオに合わせて、
ステップメールも配信できますので、
メールによるリストマーケティングが実現できます。
⇒「MyASP(マイスピー)」公式サイトを見てみる
下記の記事では、メール配信スタンド「MyASP(マイスピー)」について詳しく解説していますので、合わせてご覧下さい。⇒「MyASP」の料金や評判を詳しく見てみる
ブラストメール
メール配信サービスは数多くありますが、「ブラストメール」は、
利便性の高さと機能の豊富さから人気が高く、メール配信業界シェア第1位のメール配信サービスです。
老舗のメール配信サービス「blaynmail(ブレインメール)」のリニューアル版となり、根強いファンが多いのも特徴です。
直感的な操作で、HTMLメールが簡単に作成でき、細かなターゲット配信や効果測定が可能です。
また、料金も3,000円からと低コストで利用でき、登録アドレス数によって価格が変動する仕組みとなります。
「ブラストメール」には、無料トライアルが用意されており、月間300件以上も実施されています。
まずは、無料トライアルで、その機能を使ってみる事をおすすめします。
「ブラストメール」については、下記の記事でも詳しくご紹介していますので合わせてご覧下さい。⇒「ブラストメール」メール配信ASPの料金や評判について詳しく見る
ウィルメール(WiLL Mail)
「ウィルメール(WiLL Mail)」は、5年連続でクラウドアワードを受賞しており、
メール配信業界でも売上成長率第1位を誇る、メール配信サービスです。
無駄のない、通数課金プランを採用しており、大規模配信でも最適な高スペックのサービスを提供しています。
ドラッグアンドドロップで簡単にHTMLメールが作成できますので、専門的な知識は不要です。
また、「ウィルメール(WiLL Mail)」では、初期費用がかかりません。
もっとも安いプランは、月額4,000円からとなり、
月単位ですぐに利用できるのも「ウィルメール(WiLL Mail)」の特徴です。
「ウィルメール(WiLL Mail)」でも、
無料トライアルが用意されていますので、まずは試してみる事をおすすめします。
「ウィルメール(WiLL Mail)」については、下記の記事でも詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。⇒「ウィルメール(WiLL Mail)」の料金や評判について詳しく見る
ステップ5.配信後の効果測定
配信した情報に対するユーザーの反応を調べることも大事な作業です。
数値化による効果測定で反応の良し悪しを確認することで、
次の販売戦略の道筋が見えてきます。
下記の記事では、メルマガの開封率やクリック率をアップするコツについて解説していますので、合わせてご覧ください。⇒「メルマガの開封率やクリック率をアップするコツ」について詳しく見てみる
一朝一夕で成果を求めない
いかがだったでしょうか。
今回は、費用対効果の高いメルマガの作り方や必要な準備について解説致しました。
メルマガ配信はサービスを始めて1ヵ月程度の短い期間で効果が出るという認識を持っている企業も少なくありません。
販売する商品や提供する情報によって若干の違いはありますが、
一般的にメルマガは配信から結果が出るまでに最低でも数ヵ月程度は掛かります。
一朝一夕で成果を求めるのではなく、
長期的な視野で見ることが成功の秘訣です。
下記の記事では、メルマガ等メールマーケティングの主な手法と事例紹介について詳しく解説していますので合わせてご覧ください。⇒「メルマガ等メールマーケティングの主な手法と事例紹介」について詳しく見てみる
コメント